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生活堂コラム

電熱式の電気温水器とエコキュートは何が違うの?電気給湯器のお湯をわかす仕組みや電気代なども解説します!

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電気温水器とエコキュートは何が違うの

電気給湯器には「電熱式の電気温水器」と「エコキュート」の2種類があります。
どちらも電気を使ってお湯をわかす給湯器ですが、お湯をわかす基本的な仕組みが大きく異なります。

また、商品代や工事を含む初期費用や、必要な設置スペース、電気代などにおいても違いがあります。

ここでは、電気給湯器の「電熱式電気温水器」と「エコキュート」の違いについて説明していきたいと思います。どちらがよりお得なのか、ぜひ参考にしてください。

※2023年8月現在の情報です。

電熱式 電気温水器とエコキュートの違い

電熱式 電気温水器 エコキュート
見た目 電気温水器 エコキュート
必要な
スペース
1m(幅)×1m(奥行)程度 2~3m(幅)×1m(奥行)程度
※貯湯タンクとヒートポンプユニットの合計幅
お湯を
沸かす
仕組み
電気のみを利用してお湯を沸かしています。
貯湯タンクの中に設置された電熱ヒーターでお湯を作ります。
エコキュートは電熱ヒーターを使いません。
エアコンなどでも使われているようなヒートポンプを利用してお湯をわかしています。
大気中の熱とわずかな電気でお湯を作ります。
対応容量 150L、200L、370L、460L/470Lなど 180L、300L、370L、430L、460L、550Lなど
効率 ヒーターで作られる熱エネルギーのみを活用。 大気中の熱エネルギーと電気のエネルギーを両方活用。電気温水器より高効率。
電気代 月平均 13,200円 月平均 3,100円(※1)
※電熱式電気温水器の4分の1と言われています。
初期費用
最上位
モデル
370L
の場合
カタログ価格:752,400円(※2) 当店販売価格:SRT-P376UB円(※3)

※1.東京電力エナジーパートナーエリアの場合 参考:パナソニック「低ランニングコスト」
※2.参考:三菱 フルオート「SRT-J37WD5」の価格です。
※3.参考:三菱 Pシリーズ「SRT-P376UB」の価格です。
※すべて税込み価格です。

電熱式 電気温水器(電気給湯器)のメリットとデメリット

「電熱式 電気温水器」とは、電気の力を使って電熱ヒーターで水を温めてお湯を作る給湯器のことを指します。

電気温水器の種類には、洗面化粧台や簡易キッチンの下台に収まる「小型電気温水器」の他に、ガス給湯器やエコキュートと同様の「給湯専用タイプ」「セミオートタイプ」「フルオートタイプ」があります。
ここでは、電熱式 電気温水器のメリット・デメリットについてご紹介します。

電熱式 電気温水器(電気給湯器)のメリット

据置場所がコンパクト(省スペース)

電熱式の電気温水器は、エコキュートと比較すると、省スペースであることがメリットです。
電熱式電気温水器は貯湯タンクユニットのみですが、エコキュートは貯湯タンクユニットに加えてヒートポンプユニットを設置しなければなりません。
また、ガス給湯器ではプロパンガスを使う場合、ガスボンベを保管する場所が必要です。石油給湯器も灯油タンク設置するスペースが必要になります。

ガス給湯器や石油給湯器に比べて、光熱費が安い

電熱式の電気温水器には、深夜電力でお湯を沸かして貯湯しておくタイプのものが多く、ガスや石油を熱源とする給湯器に比べ光熱費のコストパフォーマンスが高いこともメリットの一つです。
お湯を貯めておくためには保温が必要になりますが、電熱式電気温水器には、断熱性の高い保温材があるため光熱費を抑える事ができます。

電熱式 電気温水器(電気給湯器)のデメリット

水圧が低い

電熱式 電気温水器は、一度タンクに貯水された水を使うので、一般的にガス給湯器に比べて水圧が弱くなると言われています。
価格は高くなりますが、高圧力タイプの電気温水器を使うと、強い水圧で使うことができます。

湯切れする場合がある

貯湯タイプの電熱式電気温水器は、貯められる量に限りがあるので湯切れする場合があります。
電気温水器は、深夜電力でお湯を沸かして貯湯しておき、昼間にちょっとずつ使って、また夜になればお湯を沸かすという仕組みになっています。
湯切れしても、昼間にお湯を沸かすことはできますが、昼間の電気料金は深夜の電気料金に比べて高いため、電気代の負担が増えることになります。

エコキュートのメリットとデメリット

「エコキュート」は、エアコンなどでも使われているようなヒートポンプを利用してお湯をわかしています。大気中の熱とわずかな電気でお湯を作るので、電熱式の電気温水器などに比べて電気代が大きく抑えられるのが特徴です。 ここでは、エコキュートのメリット・デメリットについてご紹介します。

エコキュートのメリット

電気代が安い

エコキュートの最大のメリットとしては、電気代がガス給湯器や石油給湯器の約2分の1、電熱式電気温水器の約4分の1と試算されており(※)、他の温水器に比べてランニングコストが安いことが挙げられます。
夜間の、電気代が安い時間帯にお湯を沸かして貯めておき、日中にそのお湯を使用するという仕組みは、電熱式電気温水器と共通していますが、同じ電力を使用した場合にはエコキュートでは3〜6倍の熱エネルギーを生み出すことができます。
その分エコキュートのほうが電気代が安くなるのです。

※参考:パナソニック「低ランニングコスト」

エコで環境に優しい

再生が可能な大気中の熱を使ってお湯をつくりますので、環境にやさしく、CO2削減につながり地球温暖化を防ぐためにも貢献しています。

エコキュートのデメリット

広い設置スペースが必要

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つで構成されているので、設置にはそれなりのスペースが必要です。
エコキュートを設置した後に、お隣に家が建ったなど、設置場所付近が狭くなった場合には、エコキュートの点検や修理・交換などをする際に高額な費用が掛かってしまう場合もあります。
そのため、設置後のことも考慮してエコキュートを設置する必要があります。エコキュートを設置する場合は、余裕をもったスペースに設置することをおすすめします。

初期費用が高い

エコキュートはガス給湯器や石油給湯器、電熱式電気温水器などと比較して、初期費用(商品+工事費用)が高くなるイメージがあると思います。
実際に定価でみると商品本体費用は、他の給湯器に比べて高い傾向がありますが、近年では、お買い得なエコキュートも発売されています。
また、エコキュートを購入する際には、電気代のランニングコストと設置費用を含めたトータルの費用で購入を考えることが重要です。

電熱式電気温水器からエコキュートにすると何がいいの?

エコキュートのメリット

電熱式の電気温水器からエコキュートに交換すると、まず湯沸かしにかかる電気代を大幅に安くすることができます。
パナソニック調べ(※)において、ご家庭で電熱式電気温水器を使っているときの1ヶ月間の電気代は平均13,200円くらいと試算されています。
しかし、エコキュートの場合では、1ヶ月間の電気代は3,100円程度といわれているため、月々の電気代が1/4以下にまで安くなっています。

ほかにも、二酸化炭素を出す量が少なく環境に優しいこと、災害時に貯湯タンクのお湯が非常用水として使えるなど、メリットがいろいろあるといわれています。
エコキュートは長く使用するほど電熱式電気温水器よりも電気代がお得になるので、買い替えを考えている方は早めの交換をおすすめします。

※参考:パナソニック「低ランニングコスト」

電熱式電気温水器からエコキュートにするときの工事内容

電気温水器からエコキュート

電熱式電気温水器からエコキュートにするときに、どのような工事が必要になるのか、工事内容や必要な資格についてご紹介します。

資格について

電熱式電気温水器からエコキュートに交換する際には「給水装置工事主任技術者」「第二種電気工事士」など国が指定した資格を保有していることが必要です。
取付業者に依頼する際は、有資格者がいるかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。

電熱式電気温水器からエコキュートにする基本的な工事内容の流れ

工事の内容や流れは、工事業者によって違うため、必ず見積もりをしてから、工事を頼むようにしましょう。
追加工事など後日トラブルの原因にならないようにしっかり確認することが大切です。

電熱式電気温水器からエコキュート交換の、一般的な工事の流れ

1.既設の電気温水器の撤去

既設の電熱式電気温水器の撤去工事をします。※別途、既設品を処分する費用が必要な場合があります。

2.エコキュート本体の設置

エコキュートの貯湯タンク、ヒートポンプを設置してアンカーボルトで固定します。

3.エコキュートの配管・配線の接続(※)

配管を貯湯タンクやヒートポンプと接続します。ヒートポンプの電気配線や、その他必要な配管や配線を接続します。

4.エコキュートのリモコンの設置

キッチンと浴室のリモコンを設置します。

5.試運転と動作確認、操作説明

配管のエア抜きなどの試運転をして、正常にエコキュートが動作するかをチェックし、エコキュートの操作方法をお客様に説明します。

※既設の電熱ヒーター式電気温水器(電気給湯器)が20年以上前の機種だった場合、ブレーカー側のタイマースイッチの撤去や、電気配線工事など大掛かりな工事が必要になる場合があります。

お客様のご自宅の状況やご希望により追加工事(有料)が必要となる場合がございます。必ずお見積りをするようにしましょう。

まとめ

電熱式電気温水器も、エコキュートも、火を使わない電気給湯器である点では共通していますが、日々の電気代といったランニングコストにおいてはエコキュートの方が優れています。
特に、お湯の使用量が多いご家庭や、本格的な節電対策を考えているご家庭におすすめです。

今後、電熱式電気温水器の交換を検討中ということでしたら、エコキュートへの交換もご検討ください。
当店では、「三菱」「パナソニック」「ダイキン」「コロナ」「日立」「東芝」等、様々なメーカーのエコキュートをお買い得な価格で多数ご用意しています。ぜひご検討ください。

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