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投稿日:2018年10月18日 更新日:
日々の暮らしに欠かせないエコキュートはできるだけ長持ちしてほしいもの。では、エコキュートの寿命がどれくらいあるのかご存知でしょうか。エコキュートの耐用年数は一般的に10年~15年と言われていますが、ネットでは「20年くらい持つのでは?」という声も聞かれます。
実際、エコキュートは使い方や設置状況などによって寿命が変わってきます。
そこで、エコキュートの寿命と交換時期について解説します。
エコキュートがはじめて発売されたのは2001年。その後順調に普及し、2022年3月末時点で国内累計出荷台数が900万台を突破しました(出展:一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター)
メーカーではエコキュートの耐用年数を約10年と想定しており、発売当初から使われているエコキュートの多くは、すでに交換時期を過ぎていると考えられます。
メーカーの無償保証期間は本体が1年~2年、冷媒系統(ヒートポンプユニット)は3年、タンク(缶体)は5年に設定されています。
メーカーの無償保証期間
パナソニック | ダイキン | 三菱 | 日立 | コロナ | |
---|---|---|---|---|---|
本体※ | 1年 | 1年 | 2年 | 1年 | 2年 |
冷媒系統 (ヒートポンプユニット) |
3年 | 3年 | 3年 | 3年 | 3年 |
タンク(缶体) | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 |
※ヒートポンプユニットと貯湯タンク
有償延長保証サービス(税込)
生活堂 | パナソニック | ダイキン | 三菱 | 日立※ | コロナ | |
---|---|---|---|---|---|---|
5年 | クーポン適用で 11,400円 |
11,524円 | - | 12,100円 | - | 11,880円 |
7年 | - | - | - | - | 23,045円 | - |
8年 | 27,400円 | 25,666円 | - | 25,850円 | - | 25,520円 |
10年 | クーポン適用で 28,400円 |
29,700円 | 30,800円 | 31,460円 | 31,350円 | 31,130円 |
※価格は2024年3月5日現在
※日立は標準仕様の場合
エコキュートの寿命を延ばすためには、使い方と設置場所が大きく影響するといわれています。また、エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つで構成されていますが、それぞれ寿命が異なりますので詳しく解説します。
ヒートポンプユニットの寿命は5~10年ほどです。ヒートポンプとは、空気中の熱を集めて空調や給湯などに使う技術のこと。集めた熱は冷媒によって運ばれ、圧縮されてさらに高温化します。そして高温になった冷媒の熱を水に伝えてお湯をつくります。
画像引用:ダイキンWEBサイト「エコキュートのしくみ」より
この役割を果たしているのがヒートポンプユニットです。ヒートポンプユニットには、熱交換器や圧縮機といった多くの電子回路部品が使用されており、これらが経年によって劣化したり、壊れたりすることが多いようです。修理を行うと高額になりやすいため、10年使ったヒートポンプユニットは交換がおすすめです。
エコキュートの機能の多くはヒートポンプユニットに集約されており、メーカーの無償保証期間もタンクより短く設定されています。
ダイキンでは、このヒートポンプユニットのみを交換できる「交換用ヒートポンプユニット」※を取り扱っています。使い始めて間もないヒートポンプユニットが故障した場合は、候補に入れてみるのはいかがでしょうか。
ただし、ヒートポンプユニットだけ交換しても既設の貯湯タンクの保証期間は変わりませんので、その点は注意が必要です。
※当店では、ダイキンの交換用ヒートポンプユニットをお取扱いしておりません。
貯湯タンクはその名の通り、つくったお湯を貯めておくためのタンクです。貯湯タンクの寿命は10年~15年ほどと、ヒートポンプユニットよりも少し長めです。
ただし、貯湯タンクも水抜きなどのメンテナンスを怠ると、寿命が短くなってしまう可能性があるため注意が必要です。
エコキュートの寿命が近くなると、お湯に関するトラブルが発生するようになります。特に冬場はお湯が出なくなると大変ですので、以下のようなサインが見られたら早めにメーカーに修理を依頼するか、交換を検討しましょう。
また、エコキュートの使用期間が長くなると、浴槽に黒い粉のような汚れが浮かんでくることがあります。これは配管の接続部などに使用されているパッキンが劣化して硬化し、お湯に混ざって出てきたものです。専門業者に依頼してパッキンを交換する必要がありますが、ほかのパッキンも同様に劣化している可能性があるので、エコキュートの買い替え時期が近づいているという判断の目安となるでしょう。
さらに機器から異音がする、リモコンに点検または修理が必要なエラーメッセージが表示されるといった症状が現れることもあります。これらの症状が見られたら、早めにメーカーに連絡をして点検をしてもらうようにしましょう。
関連記事>>パナソニック エコキュートのエラーコードについて
三菱 エコキュートのエラーコードについて
エコキュートの寿命を少しでも長くしたい場合は、次のようなことに注意して使用するとよいでしょう。
エコキュートには使わないほうがよい入浴剤があります。具体的にどんな入浴剤が適さないか、逆にどんな入浴剤なら使ってよいのかはメーカーや機種ごとに違うので、説明書を読んで確認してください。とくにフルオートタイプは制限が多い傾向があります。一般的には花王のバブ(透明タイプ)などは使えることが多いようです。汚れがこびりついて落ちなくなった、変色してしまったという場合は、耐久年数を迎えたといえます。これは汚れをつきにくくする表面加工の効果が、経年劣化によって失われるためです。
貯湯タンクやヒートポンプユニットの定期的なメンテナンスも寿命を延ばすのに有効です。とくに貯湯タンクや配管の水抜きは自分で簡単にできるメンテナンスです。年に2、3回程度水抜きをすることで、タンクに溜まった不純物や汚れを取り除くことができます。水抜きの手順は説明書に書いてあるので、よく読んで行うようにしてください。
参考:ダイキンWEBサイト「知っておきたいエコキュートのお手入れ」より
機種によってやり方は異なりますので、必ずお使いのエコキュートの取扱説明書でご確認ください。
また、浴槽のフィルターも目詰まりしやすいため、週に一度を目安に掃除するようにしましょう。ふろ接続アダプターのカバーを取り外し、歯ブラシなどで軽く水洗いするだけできれいになります。
エコキュートの設置場所も寿命と関連性があります。湿気やホコリが多い場所に設置すると寿命を早めてしまう可能性があります。
また寒冷地や、潮風の影響を受ける海浜、臨海地域で使用する場合は、寒冷地仕様、耐塩害仕様・耐重塩害仕様のエコキュートを選ぶようにしましょう。
そのほか、エコキュート周辺は空気を取り込みやすいように物を置かないことや、雑草が生えていたら定期的に除去するなどのメンテナンスも必要です。
井戸水でエコキュートを使いたい場合は、井戸水対応のエコキュートを使用するようにしましょう。また、井戸水対応のエコキュートであっても、水質検査は必要です。
井戸水には硬度の高い水が使われていることがあり、井戸水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの物質が少しずつ蓄積して、配管を詰まらせるなど故障の原因になります。井戸水対応のエコキュートは、ダイキン、パナソニック※、日立が販売しています。
※パナソニックは独自の水質検査基準を満たした場合のみ
各メーカーの、エコキュート修理における概算費用をご紹介します。修理か交換かで迷われたときは、こちらを参考にしてください。
三菱 | パナソニック | ダイキン | |
---|---|---|---|
お湯が出ない | 18,700円~188,100円 | 25,000円~35,000円 | 26,000円~31,000円 |
水漏れ | 16,500円~68,200円 | 15,000円~75,000円 | 25,000円~45,000円 |
リモコンが操作できない | 27,500円~49,500円 | -- | 48,000円~70,000円 |
※参照:ダイキン「製品別の修理目安金額」
※2024年3月時点の情報となります。現行とは異なる場合がありますので、ご了承ください。
エコキュートの寿命と交換時期について解説しました。エコキュートの寿命が近い場合は、修理をするより新しいものに買い替えたほうが結果的に費用は安くなる場合もあります。
不具合が起きるようになったときは、交換も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
当店では、エコキュートを基本工事・リモコン・脚部カバー・既設処分費・無料保証すべてコミコミで最安273,000円から販売しております。相見積もりも大歓迎ですので、お気軽にご相談ください。
三菱 Aシリーズ エコキュート SRT-W376+RMCB-D6SE 工事費込 【省エネ】 【東京ゼロエミ 補助金対象】
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381,800円(税込)
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三菱 Aシリーズ エコキュート SRT-W376Z+RMCB-D6SE 工事費込 【省エネ】
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