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タンクレストイレは抜群の節水性はもちろん、掃除のしやすさやデザインにおいても非常に人気があります。ここ数年のトイレのトレンドはなんといってもタンクレスタイプ。
トイレを水道管に直結させることで、水を溜めるためのタンクをなくしたタイプのことで、スタイリッシュなデザインや場所を取らない点が支持されています。
今回は、TOTO・LIXIL(リクシル)・パナソニックの最新タンクレストイレの機能・節水・電気代など徹底比較!タンクレストイレのメリットやデメリットも合わせてご紹介いたします。
※画像はイメージです。
※掲載の機能は一部機種のみ対応の場合があります。
まず、各メーカーのタンクレストイレを写真と価格で簡単にご紹介します。各社ハイグレードモデルにあたるのがタンクレストイレで、機能性はもちろん、デザイン面も非常に優れていることが分かりますね。
TOTO ネオレスト
【工事費用込価格】当店最安値価格:222,300円~
商品種類・詳細はこちら
リクシル サティス
【工事費用込価格】当店最安値価格:223,000円~
商品種類・詳細はこちら
パナソニック アラウーノ L150
【工事費用込価格】当店最安値価格:198,000円~
商品種類・詳細はこちら
TOTOのネオレスト、リクシルのサティス、パナソニックのアラウーノ。いずれも当店の売れ筋タンクレストイレです。
各社の売れ筋タンク式トイレとタンクレストイレの、1回に使用する水量で、節水性を比較します。
日に何度も使うトイレだけに、節水性はチェックしておきたい点。ここでは、各社2000年代に販売されていた商品と現行のタンクレストイレ、それぞれの使用水量を比較してみます。比較結果の節水性もまとめていますので、トイレリフォームでどれぐらい節水できるようになるか、シミュレーションしてみてください。
POINT:試算条件
東京都水道局のサイトでは、節水の試算を「1リットル当たりの単価を0.24円」として掲載しています。本ページでもこれを元に計算していきます。
試算条件は4人世帯で、1人が1日に水流大1回、水流小3回使用するものとします。
タンク式トイレ:
CS380BP
洗浄水量…
大10L/小8L
1日の洗浄水量…
136L
タンクレストイレ:
ネオレストLS
洗浄水量(床排水)…
大3.8L/小3.0L
1日の洗浄水量…
51.2L
1日で84.8L程度節水できる試算になりました。6割以上も使用水量をカットできることになります。年間使用水量なら、31,000L程度の節水に。
水道料金で計算すると、タンクレストイレにすることで、1日に約20円お得に。年間だと約7,300円水道代を節約できることになります。
タンク式トイレ:
アメージュM
洗浄水量…
大8L/小6L
1日の洗浄水量…
104L
タンクレストイレ:
サティスG
洗浄水量…
eco5:大5L/小3.8L
1日の洗浄水量…
65.6L
1日で38.4L程度節水できる試算になりました。3割以上の使用水量カットになります。年間使用水量なら、14,000L程度の節水に。
水道料金はタンクレストイレにすることで、1日に約9円お得になる計算。年間だと約3,364円水道代を節約できることになります。
パナソニックのトイレは基本的にタンクレスタイプとなるため、比較ができません。ここではTOTOのタンク式トイレとパナソニックのタンクレストイレで比較してみましょう。
タンク式トイレ:
CS380BP
※TOTO製品
洗浄水量…
大10L/小8L
1日の洗浄水量…
136L
タンクレストイレ:
アラウーノ L150
※パナソニック製品
洗浄水量…大4.8L 小3.6L
1日の洗浄水量…
62.4L
1日で73.6L程度節水できる試算になりました。使用水量が約半分になります。年間使用水量なら、27,000L程度の節水に。
水道料金で計算すると、1日に約18円お得に。年間だと約6,447円水道代を節約できることになります。
使用人数やスタイルにもよるためこちらの比較は目安にはなりますが、トイレを交換することで節約できる水や光熱費のイメージが掴めたのではないでしょうか。
トイレは毎日何度も使用する上、何年もの間使い続ける設備。日々の積み重ねによる節約効果を期待するなら、節水効果の高いトイレへの交換は有効だと言えます。
昨今のトイレは、暖房便座機能や自動洗浄機能など、電力を使う機能も多くなってきました。節水だけでなく電気代も気になるところですので、代表的なタンクレストイレの年間消費電力から電気代を比較してみましょう。
POINT:試算条件
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、新電力料金目安単価を「31円/kWh(税込)」として定めています(令和4年7月22日改定分)。本ページでもこれを元に計算していきます。
2022年12月現在、カタログに掲載されている年間消費電力を参考にすると、年間の電気代は次のように試算できます。
TOTO ネオレストLS
年間消費電力:83kW/年
年間の電気代:2,573円
リクシル サティスGタイプ
年間消費電力:114kW/年
年間の電気代:3,534円
パナソニック アラウーノL150
年間消費電力:70kW/年
年間の電気代:2,170円
使い方や場所、また電気料金そのものが変動するなどで、実際の電気代は試算とは異なってきます。ですが、こういった計算方法を覚えておくと、トイレ選びの目安のひとつになります。年間消費電力はメーカーのカタログに掲載されている場合も多いため、チェックしてみると良いでしょう。
トイレの素材は非常に気になるポイント。汚れの付着を抑え、付着した汚れは落としやすくといったように、各メーカーとも、トイレの素材研究にも力を注いでいます。長く美しく使い続けるために研究された、素材や加工等素材について、ここではまとめます。
従来の釉薬の上に特殊なガラス層を焼き付け、便器内部の表面をナノレベルになめらかに仕上げた「セフィオンテクト加工」は、TOTOの独自技術。
100万分の1mmのナノレベルでなめらかな表面には汚れが付きにくく、また落ちやすくなっています。お掃除性と美しさが考え抜かれた素材加工技術です。
水アカを固着させづらく、高い親水性能で汚物の汚れにも強い。そんな素材を追求し生まれたのがアクアセラミックです。銀イオンのパワーで黒ズミの原因となる細菌の繁殖を抑制するから、細菌汚れにも強さを発揮します。
パナソニックのお風呂などにも使われている、有機ガラス系の新素材「スゴピカ素材」。水アカが付きにくく、また水族館の水槽などにも使用されているほど丈夫で、細かいキズにも強い素材です。
また、陶器ではできなかったミリレベルの精密な生産が可能になり、汚れが入り込むスキマや段差のないスキマレス設計(L150シリーズ・S160シリーズのみ)が実現されました。
いつも清潔に使いたいトイレ。清潔性能は各社様々機能を用意していますが、ここでは洗浄に着目してご紹介します。
使用前に便器ボウル面にミスト(水)をふきかけ、汚れを付きにくくするプレミスト。
ウォシュレット使用前後に水でノズルを洗浄するセルフクリーニングに加え、トイレ使用後にきれい除菌水がノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌※するノズルきれい。
トイレ使用後に「きれい除菌水」を便座裏の先端部分にふきかけ※2、汚れをしっかり漂白・除菌※する便座きれい。
いつも気持ち良く使えるトイレを叶える機能です。
※すべての菌を除菌できるわけではありません。
強力な水流が便器鉢内のすみずみまで回り、少ない水でもしっかりと鉢を洗浄するパワーストリーム洗浄。使う度にしっかり洗うから、お手入れの手間や回数低減につながります。
泡のクッションで受け止めるハネガード。外に垂れ出しにくい立ち上がったフチの「タレガード」。便座と便器の巧みな合わせ技でせき止める「モレガード」のトリプル汚れガードで、トイレをいつもきれいに保ちます。
衛生面を考え、除菌機能を重視する方も増えました。清潔に使いたい場所であるトイレだからこそ、注目したい機能の1つです。
※すべての菌を除菌できるわけではありません。
薬品や洗剤を使わず、水から作られるきれい除菌水。水道水および飲用可能な井戸水(地下水)に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水です。時間が経つと元の水に戻ることも特徴です。
使用前に、便器ボウル面にミスト(水)を吹きかけ、汚れをつきにくくするプレミスト。トイレ使用後にきれい除菌水でウォシュレットノズルを自動洗浄するノズルきれい。トイレ使用後に「きれい除菌水」を便座裏の先端部分にふきかけ、汚れをしっかり漂白・除菌する便座きれい。嬉しい機能が盛り込まれています。
プラズマクラスターイオンが便座裏や便器内のすみずみまで行き渡って除菌する、鉢内除菌。青い光で鉢内除菌の作動を知らせてくれます。
プラズマクラスターロゴ及びプラズマクラスター、Plasmaclusterは、シャープ株式会社の商標です。
薬品を使わず水から生成し、時間が経つと元の水に戻るオゾンウォーター。1日3回程度、オゾン水を便器の輪じみが気になる水際部分を中心に自動的に散布して除菌。ノズルへの散布も行います。
インテリア性も重視されるようになってきたトイレ。タンクレストイレはすっきりシンプルなデザインが多く、トイレ内の空間コーディネートにこだわりたい方に大変人気です。
優美な流線が、品のある端正な佇まいのネオレスト。グレードの異なるLS・AS・RSそれぞれに、デザインディテールも少しずつ異なっています。iFデザイン賞、レッドドット賞、グリーングッドデザイン賞と、様々な賞も受賞。
2つのデザインを持つサティス。トイレで過ごす「時間」を深めるGタイプは、横幅が広く、奥から手前までつながるやさしい丸いラインでくつろぎを演出。トイレの「空間」を思いのままに生かすSタイプは、奥行650mmのコンパクトボディで、広く美しいトイレを叶えます。
パナソニックトイレの最高グレートL150シリーズ、S160シリーズ、そして手洗いつきが選べるNew アラウーノV。タンクレストイレで手洗いありの商品は大変珍しく、トイレ内に手洗い場を設置するのは避けたい方はぜひチェックしてみてください。
デザイン性は、トイレ交換時の比較材料としてもよく挙げられるものです。機能比較ももちろんですが、気に入ったデザインは心地よい使い心地の大きな要因。ぜひ好みのデザインを比較してみてください。
タンクレストイレは各メーカーのハイグレード商品として位置づけされていることが多く、お掃除関連など先進機能が豊富に搭載されています。
ここではメーカーごとの特徴的な機能を一例として取り上げます。トイレ選びの際の比較材料にしてみてください。
きれい除菌水
水からつくられる安全な「きれい除菌水」で、汚れのもとになる「菌」を除菌。
使用後と8時間使用しないときにはきれい除菌水のミストを自動でふきかける機能や、トイレ使用後にウォシュレットノズルの内側・外側を自動で洗浄する機能などがあります。
個人設定
水勢の強弱・洗浄位置・温水の温度といった好みの設定を、リモコンに登録しておけます。ボタンを押すだけで簡単に使えるので、使う人によってカスタマイズができて便利です。
電動お掃除リフトアップ
気になるスキマ汚れが掃除しやすい機能。リモコン操作で真上にしっかりとリフトアップするので、お手入れが楽になります。
泡クッション
溜水面に張った泡がクッションの役割を果たし、男性立ち小用時の飛沫汚れや、着水音を抑える機能です。
激落ちバブル
水を流す度に、2種類の泡とパワフルなスパイラル水流でしっかり洗う機能。市販の台所用合成洗剤(中性)が使える点も魅力です。
エコナビ
パナソニック製品でおなじみのエコナビは、トイレにも。センサーで入室検知や温風温度調整などを行い、節電をアシストします。
ここまでご紹介してきた様々な項目の比較を、メーカーごとに表にまとめました。
デザイン |
TOTO
|
リクシル
|
パナソニック
|
---|---|---|---|
節水性(床排水洗浄水量) | ネオレストLS:大3.8L/小3.0L | サティスG:eco5:大5L/小3.8L | アラウーノ L150:大4.8L 小3.6L |
電気代(年間) | 2,573円 | 3,534円 | 2,170円 |
素材 | セフィオンテクト加工(陶器) | アクアセラミック(陶器) | スゴピカ素材(有機ガラス系) |
清潔性能 | 便器きれい・ノズルきれい・便座きれい | パワーストリーム洗浄 | トリプル汚れガード |
除菌機能 | きれい除菌水 | プラズマクラスター | オゾンウォーター |
特徴的な機能 | きれい除菌水 個人設定 |
電動お掃除リフトアップ 泡クッション |
激落ちバブル エコナビ |
価格 |
ネオレストシリーズ 工事費用込価格: 詳細を見る |
サティスシリーズ 工事費用込価格: 詳細を見る |
アラウーノ L150 工事費用込価格: 詳細を見る |
タンクレストイレのメリットとデメリットをそれぞれ挙げてみましょう。メリット・デメリットはメーカー問わずタンクレストイレについてのものですので、交換・設置を検討する時初めに確認し、設置場所に合っているかをチェックしておきたいですね。場合によってはタンクレスではないトイレと比較して検討しても良いでしょう。
トイレリフォームでタンクレスタイプが人気なのは、機能性もデザイン性も利便性も、いずれもクオリティが高いためでしょう。取り替えるならより居心地がよく使い勝手もいいトイレにしたい、という方から高く支持されています。
また、タンクにためた水を洗浄に使用するタンク式タイプとは違い、連続して水を流したい時、タンクに水がたまるまで待つ必要がありません。
一番のメリットはなんと言ってもそのコンパクトなサイズ。水を溜めておくタンクがない分奥行きが減るため、トイレという限られた空間を広く使うことができるのが魅力です。
タンクレストイレは従来のトイレと比べてスッキリとしたシルエットが特徴です。トイレの外側に凹凸が少ないため掃除しやすいというメリットがあります。
またタンク式トイレの場合にはタンクと壁の間の手の届かない場所にホコリが溜まってしまったり、タンク内に汚れや黒カビが発生したりすることがありますが、タンクレストイレではその心配もありません。トイレ本体はもちろん床掃除も格段にやりやすくなります。
タンクレストイレはタンクがない分、見た目がスッキリと洗練されたデザインになっています。圧迫感もなくトイレの壁材やトイレ全体のデザインにこだわることもできるため、オシャレなトイレに仕上げたい方にはぴったりです。
一般的なタンク式トイレでは一度水を流すとタンク内に水が溜まるまで次に流すことができませんが、タンクレストイレは水道管から直接水を供給しているため、連続で流すことが可能です。
タンクレストイレは洗浄時に少量の水でもきちんと流すことができるように開発されているため、タンク式トイレと比べて節水効果が高くなっています。
タンクレストイレには多くのメリットがありますが、実際にタンクレストイレを選ぶ際には事前に以下の注意点もきちんと把握しておくことが大切です。
タンクレストイレのデメリットとして大きいのは、やはり価格です。ハイグレードモデルだけに比較的高価格な傾向があるため、予算を決めている方からすると検討しづらい面があります。
タンクレストイレはタンクに水を溜めずに直接水道の給水栓から水を供給して洗浄を行うため、マンションの高層階や高台立地の住宅など、水道の水圧が低い家の場合には水の流れる力が弱くなってしまったり、それにより詰まりやすくなってしまったりすることもあります。
水圧を調節する加圧装置などを取り付けることで対応可能な場合もありますが、水圧が低すぎる場合には事前に販売店などへ相談しておきましょう。
水圧のチェック方法はこちらでまとめていますので、タンク式から交換したいという方は必ずお読みください。
タンクレストイレは電気を使うため、停電すると水を流すことができなくなってしまいます。タンクレストイレの種類によっては停電時のための手動レバーがついているものもありますが、非常時に不便になる可能性があるということは理解しておく必要がありそうです。
タンクレストイレは一般的に温水洗浄便座と一体型の作りになっています。そのため万が一温水洗浄便座が壊れてしまったときでも便座部分だけを交換するということができません。
タンクレストイレにはタンク部分がないため、当然のことながら手洗い器もついていません。洗面所に手洗い器がないことで不便を感じるようであれば、新たに手洗い場の設置も検討しましょう。
新築やリフォームなどでトイレを選ぶには、種類や機能のほかに、デザインについても考えなくてはなりません。上記の内容をふまえてタンクレストイレにメリットがあると感じたら、スタイリッシュなタンクレストイレの導入をぜひ検討してみてください。
タンクレストイレのデメリットとして、停電時に使えないことを挙げました。これは水道管と直結しているタンクレストイレの仕組みによります。
電気で動く電磁弁で、排水以外の時には水が流れないようせき止めているタンクレストイレ。停電するとこの電磁弁が動かなくなるため、せき止めっぱなしになるので水が流せなくなるのです。
ですが各社ともに停電対策も考えられており、普段は隠れた場所に非常用のレバーがあるなど、災害時の対応方法が各メーカーサイトに掲載されています。
※画像:ネオレストLS 停電時安心設計より
【リクシル】停電時に「サティス」「タンクレスシャワートイレ」の水を流す方法
【パナソニック】トイレ(アラウーノシリーズ)の停電時、断水時の排水方法
※ご紹介するページは例となります。お求めの機種、品番により異なる場合があります。
タンクレストイレには、ある程度の水圧の強さが必要です。もし水圧が足りていない場合は洗浄時の流れが悪くなったり、排水管がつまる原因になってしまうため、取り付け工事ができません。そのため、タンク式トイレからタンクレストイレに交換する場合は、事前の水圧測定をお願いしております。
水圧チェックの方法を写真と動画で分かりやすくまとめていますので、こちらのページをご覧ください。