自宅の敷地にカーポートを新設する際、地面の部分をどうするか悩む方も多いと思います。カーポートの地面にはさまざまな種類がありますが、代表的なものはコンクリートと砂利です。そこで今回は、カーポートの地面によく用いられる砂利とコンクリートについて、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
簡単な動画でまるわかり!カーポート地面のコンクリートと砂利の特徴
カーポート地面のコンクリートと砂利の特徴を動画を使ってご紹介します。
カーポートの地面に敷く砂利の特徴
カーポートの地面に敷く砂利の一番の特徴は、費用が安く設置が簡単だということです。コンクリートのように施工の際に水平を取る必要もなく、基本的には駐車スペースに砂利を敷き詰めるだけなので、DIYで施工することも不可能ではありません。
また、砂利はその上を歩くと音が鳴るため、空き巣などの不審者が敷地内に侵入した際にも気が付きやすく、防犯性が高いというのも特徴です。一般的な施工方法としては、カーポートの地面に多めの砂利を敷き詰め、圧力をかけて平にしていきます。圧をかけることによって、車の重さで地面が沈みこんでしまうことを防ぐのです。
カーポートの地面に敷くコンクリートの特徴
カーポートの地面に敷くコンクリートの特徴は、なんと言っても手入れが簡単でメンテナンスが不要ということです。駐車スペースに雑草が生えてきてしまう場合、定期的に草抜きなどのお手入れが必要になりますが、コンクリートであればその心配はありません。また、コンクリートは見栄えがよく、どんなテイストの住宅とも合わせやすいです。
砂利とコンクリートの比較
砂利とコンクリートではどのような違いがあるのでしょうか。以下の項目について、それぞれ詳しく比較していきましょう。
初期費用
まず気になるのが、初期費用です。砂利はほかの施工方法と比べても費用を抑えられるのが特徴で、駐車スペースとなる部分の整地、砂利の敷き込み、圧をかけるという工程をすべて業者に依頼した場合、約30㎡で10万円~というのが一般的です。もちろん、砂利の種類や厚みによってこの金額は変わってきます。
一方、コンクリートは整地の際に水平を取ったり、コンクリートを流し込むためのミキサー車を手配したりと施工が大掛かりになるため費用もやや高くなります。一般的な費用の目安としては約30㎡で約30万円~となります。もちろん、施工業者により金額差があるため、注意が必要です。
耐久性
砂利は、車が出入りする際に駐車スペースの外に砂利が出てしまうため、時間の経過とともに量が減ってしまい注ぎ足しが必要になります。一方、コンクリートは一度施工をすれば基本的にはメンテナンスフリーで耐久性も優れています。
防犯性
砂利は踏むと音がするため、不審者の侵入を知らせる効果もあって防犯性が高いです。コンクリートは音がしないため、防犯性が高いとはいえないでしょう。
手入れ・掃除のしやすさ
砂利は石の隙間から雑草が生えてきてしまうため、定期的な草抜きが必要です。また、落ち葉などが溜まった場合にも、石をのぞいて掃除をすることはやや大変でしょう。その点、コンクリートは雑草が生えることもありませんし、ほうきでの掃除もかんたんです。
デザイン性
砂利は費用面でのメリットが大きい一方で、デザイン性ではやや見劣りしてしまうことも。デザイン性を重視するのであれば、スッキリとした印象のあるコンクリートのほうがよいでしょう。
砂利とコンクリート、どちらの場合もカーポートを設置する地面の状態によって、初期費用やメンテナンス頻度などが変わってきます。ですから、カーポートを新設する際は、事前に専門業者へ相談することをおすすめします。
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