近所を移動するのに役立つ自転車ですが、置き場所をどこにするのか悩むところです。カーポートの下に置いている家も見かけますが、問題はないのでしょうか。この記事では、カーポートの下に自転車を置くときに気をつけたいことと、その対策について説明します。
動画でまるわかり!カーポートをサイクルポートとして利用する際の注意点
カーポートをサイクルポートとして利用する際の注意点を動画を使ってご紹介します。
カーポートに自転車を置くことはできる?
カーポートに自転車を置くことについては、なんの問題もありません。駐輪スペースとして十分な広さがあります。カーポートは大型のサイクルポートといってもよいでしょう。
カーポートに自転車を置く際の注意点と対策
カーポートに自転車を置くことに問題はありませんが、いくつか気をつけたいことはあります。これは、カーポートに自転車を置いたときだけ起こることではなく、庭など外に自転車を置いた場合にも起こりうることですので、ぜひチェックしておきましょう。
注意点:強い風が吹いた場合は自転車が倒れる可能性がある
強い風が吹くと自転車が倒れてしまう可能性があります。ショッピングセンターなどの自転車置き場で、ドミノ倒しのように倒れている自転車を目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
自転車が倒れた場合、その衝撃で、車、家の外壁、カーポートの柱などに傷がついてしまう恐れがあります。傷の程度によっては補修の費用がかかってしまうので注意が必要です。
対策①:サイクルスタンドを買う
自転車が倒れることを防ぐ対策としては、サイクルスタンドの設置が効果的です。形も素材もさまざまなものが売られているので、カーポートのサイズや形に適したものを選ぶとよいでしょう。
ただし、軽量のサイクルスタンドの場合、持ち運びはラクですが、強風時にはサイクルスタンドごと倒れてしまうこともあるようです。ある程度、重さのあるものを購入するか、ボルトなどでカーポートに固定するタイプを購入することをおすすめします。
対策②:カーポートにサイドパネルを取り付ける
カーポートは柱と屋根のシンプルな構造ですが、オプションで側面にも屋根と同じパネルを取り付けることができます。サイドパネルを付けると風だけでなく、後述する横殴りの雨もある程度防ぐことができます。しかし、カーポートが受ける側面から風の面積が広くなりますので、強度補強にサポート柱も合わせて設置することが推奨されます。
注意点:強い横殴りの雨が降った場合は濡れる可能性がある
カーポートの広さや自転車を置いている場所にもよりますが、雨天時には濡れてしまう可能性があります。特に横殴りの強い雨が降ったときには、濡れることは覚悟したほうがよいでしょう。
対策:自転車カバーを買う
自転車カバーを購入してかぶせておけば、強い横殴りの雨でも濡れずにすみます。これからカーポートを設置するのであれば、家の外壁にカーポートの屋根をぴったりとつけて雨風の侵入を防ぐ仕様にするのもよいでしょう。一度、施工会社に相談してみてください。
カーポートよりも専用のサイクルポートを立てたほうがよい?
カーポートとサイクルポートの両方を設置する方法もありますが、場所を取るだけでなく、費用もかさみます。一つずつ設置するより、大きめのカーポートを設置して車と自転車で共用したほうが費用を抑えられますし、見た目もスマートです。
カーポートに自転車を置くことは、十分に可能です。カーポート、サイクルポートの設置やリフォームを検討しているという方は、車を駐車するのか、自転車は何台置きたいのかも考え、何をどう設置するのかを考えましょう。車も自転車も駐車するのであれば、大きめのカーポートを設置するのがおすすめです。