YKK AP体感ショールームで窓の断熱効果や補助金について教えていただきました！

2025年

当店マスコットキャラクターの
「ビーバ」が紹介します！
部品にいたるまで自社で製造

窓のメーカー・YKK APの体感ショールーム（東京都港区）にお邪魔させていただき、内窓や樹脂窓などの断熱効果を“体感”させていただきました。
「先進的窓リノベ2025事業」の補助金を使って一番お得にリフォームできる窓のグレードについても教えていただいたので、詳しくご紹介いたします。

見て、触れて、体感できるショールーム

建築・設計関係者などのプロユーザーを対象としたこの体感ショールームでは、さまざまな商品の性能を実際に見て、触れて、体感することができます。

エントランスからすぐの新商品展示エリア
デザインが豊富に揃う玄関ドア

窓の性能体感ゾーンは、真夏と真冬の環境をそれぞれ10種類以上の窓で再現し、窓やフレームの遮熱・断熱性能によってどのくらい熱の伝わり方が違うのかを体感できるコーナー。
従来の単板ガラス+アルミフレームの窓では外の気温の影響をダイレクトに受けてしまいますが、複層ガラスや樹脂製のフレームに替えたり、内窓を取り付けたりすることで高い断熱効果を得ることができます。

たとえば内窓を取り付けた窓では、単板ガラス+アルミフレームの窓に比べて熱貫流率を約1/3以下に低減。冬でも窓ガラスが冷たくなりにくいため、いやな結露の発生も抑えることができます。

10種類以上の窓が並ぶ窓の性能体感ゾーン
窓を触って熱の伝わり方を確認

内窓設置で外の騒音が半分以下に

また、窓の遮音性能を体感できるコーナーでは、窓によって外の騒音がどのくらい低減できるのかを実際に音を鳴らして体感しました。

内窓を取り付けることで、取り付ける前と比べて外の騒音を約15dB低減（※）できますが、数値だけ見てもどのくらい静かになるのか実感しづらい面もあります。
人間の耳は10dB下がると騒音が半分以下に減ったと感じるそうですが、実際に自分の耳で聞いてみた印象では、内窓を設置した窓は騒音がほぼ聞こえないくらいに抑えられていました。
防音効果を期待して、リビングや寝室などに内窓を設置されるお客様が多いというのも納得です。

窓による防音効果をシミュレーション
内窓で外からの音を約15dB（※）低減

※Before：一般的なアルミサッシと単板ガラス（5㎜）の組合せ、After：外窓フレミングⅡ引違い窓外付け枠単板ガラス（5㎜）／中間空気層84㎜／内窓プラマードU単板ガラス（5㎜）
※音域によって防音効果が異なります。室内の音環境は壁など建物の性能にも影響を受けます。

部屋全体で断熱効果を実感！

窓は家の中でもっとも熱の出入りが激しい場所なので、窓をリフォームするだけで部屋全体の断熱効果をアップさせることができます。ショールーム内には、実際に窓の断熱リフォームを行った部屋も用意されていました。

窓リフォーム効果の体感ROOMでは、

①の部屋：リフォーム前を想定したアルミフレーム+単板ガラスの部屋
②の部屋：①と同じ窓に内窓「プラマードU」を取り付けた部屋
③の部屋：樹脂製フレーム+Low-E複層ガラスの樹脂窓をカバー工法で取り付けた部屋

の3タイプがあり、外気温やエアコンは同じ温度に設定されています。

室温をサーモグラフでチェック
結露のつき方も確認できる

それぞれの部屋に入った印象は以下の通りでした。

①の部屋：エアコン暖房がついているにも関わらず足元がひんやり。窓には結露も見られました。
②の部屋：暖房が効いて暖かく、結露も内窓にはついていませんでした。
窓から冷気が伝わりにくいため、室温が安定し、エアコンの電気代もリフォーム前と比べて約30％カットできるそうです。
③の部屋：②の部屋と同様の断熱効果が実感できました。

カバー工法の樹脂窓は内窓のように窓を二重にするものではないため、ベランダへの掃き出し窓のような頻繁に出入りする窓におすすめです。YKKAPでは、価格が手ごろな内窓の方が人気とのことでした。

補助金を使って、もっともお得にリフォームできる窓は？

窓の断熱リフォームを行うと、最大200万円が国から補助される「先進的窓リノベ2025事業」。窓のリフォームをお考えの方はぜひ利用したい補助金制度です。とはいえ、いざ利用しようとすると、窓の性能区分やサイズなどが複雑で、どの窓を選べばいいのか分かりづらいという声をよく聞きます。

そこでYKKAPさんに、一番お得にリフォームできるのはどのグレードの窓なのかお聞きしたところ「Sグレード」と教えていただきました。
その理由について、まず先進的窓リノベではA・S・SSグレードの窓が対象となっており、AとSでは商品自体の価格差はほとんどないものの、補助額が数万円違うこと。また、SSグレードは高い補助が受けられるものの商品自体も高額になってしまうため、Sグレードがもっともコストパフォーマンスに優れているそうです。

先進的窓リノベ2025事業
内窓設置の補助額

窓の性能区分	大きさの区分
窓の性能区分	大	中	小
SS（Uw1.1以下）	106,000円/箇所	72,000円/箇所	46,000円/箇所
S（Uw1.5以下）	65,000円/箇所	44,000円/箇所	28,000円/箇所
A（Uw1.9以下）	26,000円/箇所	18,000円/箇所	12,000円/箇所