IHクッキングヒーターとガスコンロどっちがいいの?光熱費やメリット・デメリットを比較!
システムキッチンをリフォームする時に「この機会にIHクッキングヒーターに替えてみようかな?」「次も使い慣れたガスコンロの方がいいかな?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。 直接火を使わない安心感のあるIH、停電の時でも使えるガスコンロ、それぞれにメリットとデメリットがあり、光熱費や使い勝手なども違いがあります。IHとガスコンロの特徴をまとめて比較しました。
- 光熱費(電気代・ガス代)の比較
- ビルトインガスコンロのメリット
- ビルトインガスコンロのデメリット
- IHクッキングヒーターのメリット
- IHクッキングヒーターのデメリット
- IHとビルトインコンロの比較まとめ
- 生活堂のキッチンリフォームならメーカーの枠組みをこえて自由にビルトインガスコンロやIHが選べます
光熱費(電気代・ガス代)の比較
毎日使うものですから、月々の光熱費にどれぐらい差が出るのかは気になるところではないでしょうか。
ビルトインガスコンロのガス代とIHクッキングヒーターの電気代、それぞれのランニングコストを比較してみました。
まず、ガスには「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」という2種類のガスが存在します。
利用しているガスがどちらであるかはお住まいの地域や建物によって異なりますが、専用の容器にガスを充填して配送するプロパンガスの方が一般的には高額となります。
今回はガスコンロを使った時の都市ガスとプロパンガスのガス代と、IHクッキングヒーターの昼間と夜間の電気代の4つの項目で、1kWh※1あたりのランニングコストを比較してみます。
1kWhと同等のエネルギーを消費した場合の、ガスと電気のコストは以下の通りです。
ガスコンロ | 都市ガス | 15.73円 |
---|---|---|
プロパンガス(LPガス) | 22.27円 | |
IHヒーター | 電気(昼間) | 36.20円 |
電気(夜間) | 18.26円 |
出典:石油連盟 | 1kWhあたりのエネルギー別単価比較(2022年6月時点)
この比較ではランニングコストは安い順に、ガスコンロ(都市ガス)>IH(夜間)>ガスコンロ(プロパンガス)>IH(昼間)となります。
ただし、共働きなどで昼間の調理が少なく、早朝・夜間の調理がメインのご家庭であれば、都市ガスと電気はさほど大きな差ではないといえます。
また、IHの場合は調理時間や使用する時間帯・電気料金のプラン・オール電化の有無によって費用が大きく変わります。
光熱費だけで決定的な有利か決まるほどの差ではないので、参考程度にしてご家庭のライフスタイルに合う方を重視して選ぶことをおすすめします。
※1:1kWh=1時間に1000W(=1kW)の機器を運転したときの消費電力量
ビルトインガスコンロのメリット
システムキッチンの調理機器といえばビルトインガスコンロ。
製品自体の安さ、慣れ親しんだ使い勝手、調理器具を選ばない点などから、料理を楽しまれる方に人気です。
馴染み深いガスコンロですが、改めてそのメリットをおさらいしてみましょう。
1.高火力を同時に使える
高火力が得意なイメージのあるガスコンロ。IHヒーターと違い、ガスコンロなら2口でも3口でも同時に強火で調理をすることが可能です。
煮込んでいる間に焼き物や湯沸かしをするなど、順番待ちを気にせず同時進行ができて調理時間の短縮にも繋がります。2.停電しても使える
一本化して光熱費を抑えるオール電化も人気ですが、節電を求める風潮があったり災害時の停電を考えると電気だけにするのは不安という声も。
災害による停電や計画停電などが実施された時でも、供給元の違うガスならいつも通り調理が可能です。
※スマートフォンアプリ関連の機能など、一部の機能は使えない場合があります。3.手持ちの調理器具が使える
IH対応の調理器具を使わないと料理をすることが出来ないIHクッキングヒーターと違って、ガスコンロならそのような制限を考えることなく大抵の調理器具で問題なく料理ができます。
買い直す手間や費用もいらず、現在使っているものをそのまま使うことができます。4.いつ使ってもガス代は同じ
昼間は少し高く、夜間は安めに設定されていることが多い電気料金と異なり、ガス料金は都市ガスでもプロパンガスでも時間帯で料金が変わることはありません。
ビルトインガスコンロのデメリット
直接火を使うガスコンロならではのデメリットも存在しています。
ビルトインガスコンロも進化を続けており、センサーによる消し忘れ防止機能や、地震感知で停止する機能なども登場していますので、一昔前のものに比べると安全性能は高くなっていると言えます。
1.火災や火傷の危険性
直接火を使うという特性上、火災や火傷、燃え移りなどの危険性を伴います。
現在のガスコンロには消し忘れ等を防止するSiセンサーという安全装置がついており安全性も高まっていますが、やはり小さなお子さまやご高齢者の方、ペットがいらっしゃるご家庭では注意が必要と言えるでしょう。2.夏場はキッチンが暑い
火を使うためどうしてもキッチンの温度が上がります。
スペースの限られたシステムキッチンではエアコンや扇風機等も設置しにくいことがあり、暑い夏はとくにキッチンに立つのが億劫だというご家庭もあるのではないでしょうか。3.お手入れが面倒
各メーカーがお手入れのしやすさを考えて様々な工夫を凝らしていますが、凹凸のあるゴトクやバーナーのあるガスコンロは、フラットな面を拭くだけのIHに比べるとやはり手間がかかります。
日々のお手入れがさっと拭くだけでいいような最新のシステムキッチンにリフォームしても、ガスコンロのお手入れだけはそうもいかないといった状況にも。
IHクッキングヒーターのメリット
安全でエネルギー効率も良く簡単に使える調理機器として普及しているIHクッキングヒーター。
オール電化の普及も後押しとなり、システムキッチンの調理機器にもIHクッキングヒーターが多くラインナップされるようになりました。
1.直接火を使わないので安全性が高い
直接火を使わずに鍋だけを発熱させる仕組みなので、火災や火傷、燃え移りのリスクが低くなります。
鍋底を感知して停止するなど、消し忘れや立ち消えの心配も低く、ご高齢の方にも安心です。2.夏場でもキッチンが暑くならない
IHクッキングヒーターでは、フライパンやお鍋以外に熱が拡散することがないので、システムキッチン内の温度にあまり影響を与えません。
火を使った夏場のキッチンの、汗だくになりそうな暑さに辟易していた方はぐっと快適に感じられるでしょう。3.フラットなのでお掃除が簡単
お手入れのしやすさはIHクッキングヒーターの大きな魅力です。
ガスコンロと違ってフラットな形状のため、お掃除は平らな天板を拭くだけですみます。
最近のシステムキッチンはシンクやカウンターの凹凸を減らして拭きやすい形になっているものが多く、IHコンロまで含めて布巾ひとつで日々のお手入れをすませることができます。また、水蒸気が発生しないため、ガスコンロに比べてべたべたした油汚れがシステムキッチン内に広がりにくいのもメリットです。
IHクッキングヒーターのデメリット
エネルギー効率が良くて安全性も高いIHクッキングヒーターですが、そんなIHにもデメリットと言えるポイントは存在しています。
ではどのようなデメリットがあるのか確認してみましょう。
1.同時に強火の調理は難しい
IHは電力を使いますが、電力はご家庭ごとに容量が決められているため、同時に強火の調理はできません。
3口のコンロを同時に使うことはできますが、2つ以上のヒーターを同時に使用した場合、総消費電力量を超えてブレーカーが落ちないようにするため、IHヒーターの火力を自動的に制御するようになっています。2.IH対応の調理器具が必要
IH対応のフライパンやお鍋を使わないと調理ができません。
これまでガスコンロだったご家庭の場合、今までの調理器具がIHで使えず買い直しが必要になることがあります。3.停電時は使えない
電気を使うIHクッキングヒーターは、当然ながら停電時には使うことができません。
台風や地震などの災害による停電の場合、復旧に日数がかかることも多く、その間の調理に困ることも考えられます。
システムキッチンにつけるなら、IHとビルトインコンロどっち?
システムキッチンにつけるなら、ガスコンロかIHクッキングヒーターか。それはご家庭ごとの利用状況によって異なります。
お手入れのしやすさや安全性を重視したいならIH、従来通りの使い勝手とコストを重視するならガスコンロなど、
安全性・お手入れ・使い勝手等から、優先事項を決めてご家庭に合ったものを選ぶことをおすすめします。
ビルトインガスコンロとIHクッキングヒーターの比較表
ここまでのメリット・デメリットやコストの比較内容を簡単にまとめました。
優先したいポイントはご家庭ごとに異なりますので、システムキッチンの調理機器選びの参考にしてください。
調理機器 | ガスコンロ | IHヒーター |
---|---|---|
商品イメージ | ||
光熱費 | ◯ 都市ガスなら最も安い |
△ 夜間・早朝なら都市ガスと同等 |
安全性 | ✕ 直接火を扱うことによる危険性 |
◯ 高齢者・お子さま・ペットも安心 |
お手入れ | ✕ ごとくやバーナーまわりの凹凸が面倒 |
◯ フラットで拭くだけ簡単ラクラク |
調理器具 | ◯ 大体の鍋・フライパンが使用可能 |
✕ IHに対応した商品が必要 |
高火力の同時調理 | ◯ 全口で同時に高火力が可能 |
✕ 2口以上の高火力は難しい |
こんな人におすすめ |
・慣れた直火で調理がしたい ・2口以上同時に強火で調理したい ・昼間に調理することが多い |
・できるだけお手入れを楽に済ませたい ・子供やペットがいるので安心して使える方が良い ・夜間や早朝に調理することが多い |
生活堂ならメーカーの枠組みをこえて自由にガスコンロやIHが選べます
通常のキッチンリフォームでは、メーカーカタログに掲載された選択肢の中でしかガスコンロやIHクッキングヒーターを選ぶことができません。
しかし、住宅設備機器の専門店である生活堂のキッチンリフォームでは、メーカーの枠組みをこえた選択肢の中から、お好みの機能やデザインで調理機器を選ぶことが出来ます。
システムキッチン本体はリクシル、水栓はTOTO、ビルトインコンロはリンナイ、食洗機はパナソニック…といったように、自由度の高いカスタマイズが可能です。
販売店ならではの勝負価格でご提供しているため、こだわりのないところはシンプルにして予算を抑え、浮いた差額でこだわりたいところをグレードアップできると好評をいただいております。
調理機器は商品数が多いため、特におすすめの人気商品に絞って紹介していますが、選択肢にないガスコンロやIHも大抵はお取り扱いできますのでぜひご相談ください。
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