システムキッチンに食洗機は必要?不要?
システムキッチンのリフォームの際に、食洗機付きにするかどうか迷っていませんか?
もう手放せない!と満足度の高い方もいれば、食洗機はいらなかったと後悔される方もいます。
我が家で食洗機のメリットを感じられるかどうか、しっかり見極めることが大切です。
この記事では、食洗機のメリット・デメリット、注意するポイント、食洗機付きキッチンがおすすめな人を詳しく解説し、さらに食洗機の選び方もご紹介します。
- 食洗機付きシステムキッチンにする7つのメリット
- 食洗機の6つのデメリット
- 食洗機付きキッチンはこんな人におすすめ
- システムキッチンにつける食洗機の選び方
- 後付よりもリフォームと合わせて付けるとお得
- 生活堂ならメーカーの枠組みをこえて自由に食洗機が選べます
食洗機付きシステムキッチンにする7つのメリット
「食洗機付きのキッチンにして良かった」という方たちはどういう点を便利に感じているのか、具体的なメリットを紹介します。
手洗いで洗い物をした時と比較して、導入の検討材料にしてください。
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1.手荒れが防止できる
手荒れの原因になるのは、お湯や水洗いによって起こる乾燥と洗剤の刺激です。
原因となる毎日の洗い物から解放されることで、手荒れを防ぐことができます。 -
2.水道代が節約できる
水を流し続ける手洗いよりも、水を循環させて効率的に洗浄する食洗機の方が節水になるため、水道代・光熱費の節約につながります。
例えば、パナソニックのMD9シリーズ・ディープタイプの場合、お湯を使う手洗いに比べて年間で約24,200円お得※という試算結果が公表されています。
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3.育児や趣味に使える時間が増える
皿洗いの時間を食洗機が引き受けてくれるので、これまで手洗いしていた時間が自由に使えます。
共働きや子育てをしている方にとって、時間の余裕が生まれるというのは大変うれしい利点ではないでしょうか。
少しでも労力と時間を節約したいご家庭にとっては、食洗機付きのシステムキッチンは大きいメリットに感じられるでしょう。 -
4.高温・高圧水流で洗浄するから手洗いよりも衛生的
食器は口に触れるものですから、除菌や衛生面も大切です。
手洗いでは難しい調理器具などの細部や隙間にも、高温&高圧の水流と洗剤がしっかり入り込み、雑菌たちを除菌します。 更にそのまま乾燥まで行うので手洗いよりも除菌・消臭効果は高くなります。 -
5.手洗いだと洗うのが大変な細かいものもキレイに洗浄
お弁当箱や水筒のパッキンなど小さいパーツや、ザル・泡だて器など、手洗いでは細かな隙間までキレイに洗うのが大変だったものをキレイに洗い上げてくれます。
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6.油ものや大きい調理器具もまとめて洗える
手洗いではベタつきが気になりやすい油ものや、狭いシンクでは洗うのが大変なフライパンやお鍋なども簡単に洗ってくれます。
食器とは別に、ゴトクやレンジフードのパーツを洗浄するのに使っているという方も。
手洗いの時は億劫だったお手入れも、食洗機に入れるだけならこまめに洗うのも苦にならず、いつもキレイを保てます。 -
7.乾燥つきなら拭く手間なし
高温で洗浄するだけでなく、乾燥までしてくれる食洗機。
面倒だった濡れた食器を拭く作業も不要になります。
食洗機の6つのデメリット
時短家電の満足度1位に選ばれることもある食洗機ですが、「食洗機付きのシステムキッチンにしなくても良かった」という声もあります。
便利に感じられるかどうかは、ライフスタイルによるところもあります。
下記に紹介する主なデメリットがご自身の生活にあまり影響しないものかどうか、一度イメージしてみてください。
1.収納スペースが減る
食洗機が入る分、システムキッチンの収納スペースが減ることになります。 カップボードなど他の収納場所が使えるご家庭ではデメリットになりませんが、収納場所に困っているご家庭では不便に感じる可能性も。
キッチンに置かないといけないものかどうか使用頻度を考えて収納まわりを見直し、スペースがとれないかどうか検討してみましょう。2.対応していない食器がある
食洗機で洗うためには、食洗機対応の食器である必要があります。
対応不可の食器が多いと、結局手洗いや予洗いの手間が残ってしまいます。 最近の食器や調理器具であれば、食洗機に対応しているものが多いので確認してみてください。3.食器のセットには慣れが必要
洗いたいものを全て入れるためには、カゴにどのように食器をセットするかが重要です。 最初の方はまるでパズルのように、ああでもこないこうでもないと食器の配置に迷って時間をとられがちに。
使い慣れてくると、ある程度パターン化できるので迷わずセットできるようになります。4.予洗いが面倒
こびりついて乾いたお米や油汚れなど、頑固な汚れによっては食洗機だけでは完全に落とせない場合もあります。
多少つけ置きをしておいたり、さっと残菜を流しておくなど、食洗機があっても手洗いが一切いらなくなるというわけではありません。
5.音が気になる
キッチンとリビングが繋がっていて距離が近いご家庭では、テレビを見ている時などに洗浄中の音が気になるということも。
一般的には卓上タイプより、システムキッチンに付けるビルトインタイプの食洗機の方が静かです。 静かさを重視する方には、図書館よりも静かな静音設計タイプもありますので検討してみてください。6.お手入れは必要
長く使うためにはフィルターや庫内の洗浄など定期的なお手入れは必要です。
簡単にお手入れができるよう、お手入れコースなどを設けている食洗機もあります。
食洗機付きキッチンはこんな人におすすめ
食洗機のメリットとデメリットを踏まえて、ではどのようなライフスタイルの方が食洗機付きのシステムキッチンを選ぶべきなのかをまとめました。
当てはまるものが多ければ、食洗機を導入することの恩恵を感じやすく「付けて良かった!」と思える可能性が高いでしょう。
また、反対に食洗機を導入しても、あまり大きな恩恵を感じにくい方についてもご紹介しています。
食洗機付きキッチンを選ぶべき人
1.家事にかける時間を短縮したい
これまで毎日食器を手洗いしていた手間と時間が大幅に削減されます。
夜中や外出前にセットしておけば、食洗機がその間に全部洗っておいてくれます。 共働き世帯や、育児や介護など家事以外にもやることがたくさんあるご家庭は、特に恩恵を受けやすいのではないでしょうか。2.洗う食器の数が多い
一度に洗う食器の量が多いと、ひとつずつ手洗いするのも、それを拭くのも大変ですよね。
セットするだけで洗浄から乾燥まですべて食洗機に任せることができるので、毎日のストレスから解放されます。 お子さまやご両親など、同居している家族の人数が3人以上のご家庭には特におすすめです。3.手荒れに悩んでいる
皮膚を守る皮脂膜が食器洗剤や水流によって失われてしまい、肌のバリア機能が低下して手荒れが起こります。 手荒れを治すためにはまず水仕事を避けるべきですが、洗い物をしないわけにもいきません。
毎日の洗い物で手荒れに悩み、改善のために食洗機を付けられる方も増えています。
4.除菌したい
最近の衛生観念の高まりで改めてメリットとして見直されているポイントです。
手洗いではむずかしい50 ℃以上の高温と高圧の水流で手洗いよりも衛生的に洗い上げます。
パーツが細かく洗いにくい水筒やお弁当箱、ベビー食器などもしっかり除菌されて安心です。5.節水・節約をしたい
手洗いと食洗機で比較すると、実は食洗機の方がぐっと節水できて家計にも優しくなっています。
庫内にためたお湯や水を上手く循環させて使うので、使用水量は手洗いよりもずっと少なくすむのです。
パナソニックNP-45MD9シリーズと手洗いとの比較。1回48点の食器と6人分の小物を洗った場合。
※3:6人分×4点の小物(箸、スプーン等)を含む(日本電機工業会自主基準)
※5:算出基準はメーカー公式の用語集をご覧ください。
※6:最大値であり、食器の量や汚れにより効果は異なります。
食洗機の恩恵を感じにくい人
1.洗い物をする時間の余裕がある
家事にまわす時間の余裕があり、洗い物が苦にならない方だと、食洗機を使わなくなる可能性もあります。
慣れない予洗いやセットをむしろ手間に感じて、結局慣れた手洗いをしてしまうという方もいらっしゃいます。2.洗う食器の数が少ない
1~2人暮らしで一度に洗う食器の量が少ないのであれば、手洗いの方が簡単に感じるかもしれません。
ただし、料理が好きで食器を多く使うタイプだったり、調理器具ごとまとめて洗いたい場合は役立つことも。 普段の洗い物の量を見て検討してみてください。3.食洗機を使えない食器が多い
普段お使いになっている食器は食洗機対応のものかどうか、確認をしてみましょう。 食洗機不可の食器が多い場合は、結局手洗いになってしまい恩恵を受けにくくなります。
食洗機導入を機に、普段使いの食器を食洗機対応のタイプで揃え直す方も多いです。 最近の食器は食洗機対応のものが多いですし安価で購入できるのと、形やサイズが揃うので食洗機へのセットが簡単になるというメリットもあります。4.収納不足で困っている
キッチンに収納スペースが少なく、現状でも困っているという方はさらに収納場所が減ることになります。
システムキッチンの一部の引出しにはめ込む形になるため、その分の収納スペースはなくなってしまいます。
本当にキッチンに収納しなければいけないものかどうかを見直し、整理整頓を行うことで、この問題は解決できる場合もあります。
システムキッチンにつける食洗機の選び方
システムキッチンに設置する食洗機を選ぶ時の、2つの大きいポイントをご紹介します。
扉の開き方で選ぶ
ビルトイン食洗機の扉には、引き出しタイプのスライドオープンと、手前に扉が倒れて開くフロントオープンの2種類があります。 国内の主流はスライドオープンタイプですが、家族人数の多い海外ではフロントオープンが主流です。
スライドオープン
上部から出し入れする引出しタイプ。
パナソニック、リンナイ、三菱など国内主要メーカーで採用されている。
特徴
・水滴が床に垂れない
・かがまなくても良いので足腰の負担が少ない
・国内の主流なのでお求めやすい価格帯
フロントオープン
扉が手前に開いてせり出すタイプ。
miele、ガゲナウなど海外メーカーで主に採用されている。国内メーカーではリンナイのみ生産。特徴
・食器のセットがしやすい
・大容量が多い
・水滴が床に落ちやすい
容量で選ぶ
どれぐらいの容量のものが必要か、家族人数を参考に考えましょう。可能であればゆとりのある容量を選ぶと調理機器も一緒に洗える余裕ができます。
国内の一般的なビルトイン食洗機は、横幅45cmで深さの浅いミドルタイプと、深いディープタイプがあります。
パナソニックでは幅60cmのワイドタイプ、リンナイでは大容量のフロントオープンタイプもあります。
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ミドルタイプ
容量:約40L、食器約5人分
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ディープタイプ
容量:約60L、食器約6人分
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ワイドタイプ
容量:約57L、食器約7人分
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フロントオープン
容量:約66L、食器約8人分
大は小を兼ねるというように、大きければ食器だけでなくお鍋などのキッチンツールをまとめて洗うことができますし、食器のセットもゆとりを持っていれることができます。
設置環境や予算が許せば大きめの食洗機を選ぶといいでしょう。
後付よりもリフォームと合わせて付けるとお得
システムキッチンであればビルトイン食洗機の後付も可能ですが、リフォームするタイミングで食洗機付きのシステムキッチンにするとお得です。
費用がお得
後付けする場合は、配管工事や、コンセントの増設、収納キャビネットの交換などで数万円の費用が必要になることも。 キッチンリフォームの時に合わせて付ければ、最初から食洗機を入れることを前提にシステムキッチンを組んで設置工事ができるので、後から付けるよりもぐっと費用を抑えることができます。
見た目を統一できる
システムキッチンと同色・同柄の面材を食洗機の前面に使うことができるので、食洗機を入れた部分が浮くことなく、キッチン全体に統一感を持たせることができます。
フチのないドア面材タイプの食洗機であれば、よく見ないと食洗機があるとわからないぐらいスマートな見た目に仕上がります。
一般的にドア面材は5年程度で調達できなくなってしまうため、後付けの場合は同じ柄で揃えることが難しくなります。
キッチンリフォームのタイミングに合わせて食洗機を入れるからこそ出来るメリットです。
費用的にもデザイン的にもメリットがあるので、いつかは食洗機を付けたいとお考えなら、システムキッチンへのリフォーム時に食洗機付きを選ぶことを検討してみてください。
生活堂ならメーカーの枠組みをこえて自由に食洗機が選べます
通常のキッチンリフォームでは、メーカーカタログに掲載された選択肢の中でしか食洗機を選ぶことができません。
しかし、住宅設備機器の専門店である生活堂のキッチンリフォームでは、メーカーの枠組みをこえた選択肢の中から、お好みの機能やデザインで食洗機を選ぶことが出来ます。
システムキッチン本体はリクシル、水栓はTOTO、コンロはリンナイ、食洗機はパナソニック…といったように、自由度の高いカスタマイズが可能です。
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