追い焚きできないときに……自分で確認できる3つのポイント

投稿日：2017年06月07日

冷めてしまったお風呂のお湯を温め直すのに便利な追い焚き機能。お湯が冷めやすい冬場は、特に追い焚き機能がないと困るというご家庭が多いのではないでしょうか。万が一、突然追い焚き機能が作動しなくなったら、以下に紹介する3つのポイントをチェックし、給湯器本体に問題があるのか、追い焚き機能に問題があるのかを見極め、可能な範囲で応急処置を施しましょう。

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追い焚きができないときにまず確認すること

お湯の温度がなかなか上がらないといった不具合が生じた場合、考えられる原因は二つあります。一つは、追い焚き機能上の問題（追い焚きポンプ内での循環トラブル）、もう一つは、給湯機能の内部の故障です。どちらが原因かを見極めるには、まず、蛇口から設定した温度のお湯が出るかどうかを確認します。ここでお湯が出ない場合は、追い焚き機能ではなく、給湯器本体やガス設備に不具合があると考えます。

追い焚き不良の原因　

お風呂の追い焚きができないとき、その原因は以下のようなことが考えられます。

浴槽の湯量が少ない

浴槽にどのくらいお湯が入っているでしょうか。浴槽に入っているお湯を取り込んで、温め直したお湯を再び浴槽へ戻す方式でお湯を循環させるタイプでは、浴槽にある程度お湯が入っていないと空焚きを起こしてしまう危険性があることから、安全のため追い焚きが自動停止するようになっています。

水の循環の不具合

循環フィルターに髪の毛や湯垢が詰まり、お湯が循環しにくくなると追い焚き機能が作動しない場合があります。子供のおもちゃやヘアピンなど、小さな異物が入り込んで、循環が悪くなっているケースも少なくありません。

追い焚き機能内部の故障

湯量や湯温を測るセンサーの不具合、電気系統の不具合によりスイッチが入らない、リモコン操作が効かないなど、追い焚き機能内部の故障により、追い焚き機能が作動しない場合があります。

天候の影響

台風や最近のゲリラ豪雨の後にも給湯機が点火しない場合があります。晴れて給湯器本体が乾くと動作する場合もあるので、少し様子を見て、それでも動作しなければ製造メーカー、もしくは専門の業者に連絡してください。

自分でできる対処

以下に紹介する方法を試してみても追い焚きできない場合は、専門の業者に相談し原因を特定してもらいましょう。　

湯量を多くして追い焚きしてみる

お湯が少ない場合は、浴槽にお湯を足してから再度追い焚きします。追い焚き機能が作動する湯量については、給湯器の種類によって異なる場合があるため、取扱説明書に記載されている内容を確認しましょう。

フィルターを掃除してみる　

フィルターを外して汚れを除去し、お湯の循環を改善しましょう。ブラシが届かない部分については、専用の洗浄剤を用いて汚れを除去すると、細菌や悪臭の予防にもなり、効果的です。しかしながら、年数が経過した浴槽では、簡単に汚れを除去できない場合があります。その際は、専門の業者に依頼し、高圧洗浄機を使ってフィルターの内部や浴槽の裏側まで汚れを落としてもらうことで改善が期待できます。

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